日時
2023年11月25日(土)9:30~13:00
会場
大分県看護研修会館
テーマ
「新たな時代につなげよう 看護の力!」
参加者
275名(会場118名、Web 157名)
開会(9:15~)
総合司会:後藤啓子 学会副委員長
あいさつ:大戸朋子 学会長
特別講演(9:30~10:30)
テーマ
「新たな時代につなげよう 看護のちから」
講師
北海道医療大学 名誉教授 石垣靖子 氏
座長
荒木章裕 学会委員長
内容
冒頭に、大分県看護協会の「コロナ禍3年間の活動記録集」にふれ、コロナ対応や看護の体験について、これから看護を担う人に伝えて行くことが責務である。また「看護職の倫理綱領」は、看護実践そのものが倫理であり、専門職の指針として社会に対して明示するものである。人を看ようとしなければ業務になってしまう。ルーチンからケアへの意識の在り方やその対象はペイシェントからパーソンである。アドボケイトとしての看護師の役割については家族を代理決定者にしないということ、家族が本人の代弁者となれるように看護師が話を聴き、協働して意思決定を支えるということが大切であると話された。(一部抜粋)
口演発表 11題
Ⅰ-1 大分赤十字病院 鶴留叶風
Ⅰ-2 宇佐高田医師会病院 廣谷晴美
Ⅰ-3 大分大学医学部附属病院 小坂佳恵
Ⅱ-1 大分県福祉保健部高齢者福祉課 大津瑠璃
Ⅱ-2 豊後大野市民病院 すこやか訪問看護ステーション 森恵子
Ⅱ-3 大分県南部保健所 佐藤歩実
Ⅲ-1 大分県立病院 谷口由美
Ⅲ-2 大分県立病院 衛藤美香
Ⅲ-3 津久見中央病院 染矢幸恵
Ⅲ-4 大分県立病院 迫彰子
Ⅲ-5 大分大学医学部附属病院 仙波亘策
1 学会委員長
1 口演発表者 口演発表者
閉会 (13:00)
アンケート自由記載(一部抜粋)
- 自身が日頃から行っている事を肯定してもらえたように思えた。看護の本質を見直す機会になり、自身の中にスッと落とし込むことができた。
- アドボケートとしてのナースの役割を知ることができた。意思決定の場面では、家族と一緒にその人の人生を振り返れるような関わりを実践していきたい。
- 様々な視点からの研究であり、今後の看護に活かせるものであった。
- 保健所や訪問看護ステーションなど、地域との連携を図る上でも第Ⅱ群の発表は参考になった。
- 第Ⅰ~Ⅲ群それぞれにおいて、興味深い演題が多数あったとともに、意見交換での追加情報に納得する場面もあり、興味深く拝聴させていただいた。大変貴重な機会となりました。
- 現在研究に取り組んでおり、参考になる発表が何例かありました。参加してよかったです。
後記
今年度より学会申込みを研修管理システム「マナブル」からに変更した。会場参加者は、入退室、アンケートもマナブルからになるため、混乱を予想して人員配置をしていたが、スムーズに入退室ができ、アンケートの回収率も84%と高かった。また今年度は特別講演講師も来館され、会場参加者も昨年より多く、会場やオンラインでの活発な質疑応答も相まって、半日開催ではあったが、コロナ禍前の学会に近づいたと感じられた学会であった。ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
なお、優秀発表賞は
大分県南部保健所 佐藤 歩実氏
新型コロナウイルス感染症発生下での母子支援
~健康危機管理拠点としての保健所の役割を考える~
に決定致しました。2024年度大分県看護協会通常総会で表彰いたします。